#09 流れる水は腐らない


日曜日の夕方、ひさしぶりに庭の草刈をした。
庭はなんとか庭らしくなったものの、作業中に、やたらと蚊が多く飛んで来て、10箇所程度を刺されてしまった。手足のいたるところが赤く腫れ、痛痒くてしかたなかった。
こんなに刺されたことは記憶に無いので、庭のどこかで蚊の大量発生が起こっているかも知れないと、澱んだ水溜りを探してみた。


あったあった。
庭の隅っこに無造作に捨てていたビールの空き缶が雨水をため澱んだ水溜りを作り、ぼうふらを大量発生させていた。外からは中身が見えなかったのでうっかり見落とすところだった。
ちょっと気味悪かったが、衛生のため始末した。


ところで「流水不腐」という中国のことわざをご存知か?
ソフトブレーンの創業者の宋文州さんが、コラムなどでよく引き合いに出されていることわざだ。
流れる水が腐らないのと同じように、常に活動している人、組織は沈滞したり腐敗したりすることはないという意味だそうだ。



ちょっと飛躍した物言いかも知れないが、


転職は、自分自身を「流水不腐」にするために起こす行動のひとつだといえる。
『自分の中の水は流れているか?』
『そして周りの水も流れているか?』
自問自答し、もし『澱んでいる』のなら、自分自身で流れを起こすしかない。
転職も具体的な選択肢のひとつである