どうなるんだろう? メディアの将来?
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/01/26
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頼みのネットも稼げない
確かにそうなんですけどね。現時点では。
10年前の通信事業者みたいですよね。
電話サービス陥落! 頼みのネット(接続サービス)も稼げない と言われてました。
ところが今では、NTTグループの全売上げの約25%(2兆5千億円)をIP系通信料で稼いでいます。(音声はしぶとくて固定と携帯で合計約50%程度稼いでます。後の25%はSIだとか端末販売等)
KDDIに至っては、固定通信の約半分がデータ通信の売上げです。残りは音声。
10年前なら、まだ料金規制とかがうるさくて役務別に収支相償となるように料金設定が必要でしたけど、規制緩和され、いまは固定・携帯・音声・データを一括してサービス提供する時代になったので、会社トータルとして儲かっていれば良く、内部相互補助はなんら問題無くなりました。(社内では部門別争いがあったりもするのですが)KDDIグループ、ソフトバンクグループ等は競争的・戦略的な一括サービスを自由に提供してます。(NTTは未だにドミナント規制されてるのでそんなに自由ではないが)
通信業界の歴史をメディア業界のアナロジーとして見るとするならば、
メディア業界も所謂マルチメディア展開で一括サービスを提供し、顧客を掴まえて離さない方向に行くことになるような気がします。不特定多数を相手にしているようで、実は特定の人向けの情報提供、エンターテインメント提供を、紙、ネット、携帯、ゲーム端末等のマルチプラットフォーム上で行うようになるような気がします。それで、トータルで儲かればいいやって割り切って行くのではないかなと。
それにしてもネットは無料が当たり前なので、お金を払っていただけるポイントが本当に狭いし、参入障壁がものすごく低く競合が多すぎるし、その一方ではガリバー企業はいるしと、問題山積ではあるのですが。。
などと、ぐるぐると同じところを廻ってる内に、めまいして動けなくなったりしますし、東洋経済なんかで特集を組まれると、あらためて厳しさがしみてくるのですが、、
で? 今、何しましょうかね。
と我に帰ったりして。