『やるべき』、『やれる』、『やりたい』

 会社を興すとか、新規事業を興すとか、組織改編をするとかのビジネス上の事から、転職するとか、家を買うとか、子供の学校を決めるとかのパーソナルな事まで、人生では大きな意思決定をしなければならないときがあります。自分自身でいろんな事を考えるし、関係書籍を読んでみたり、様々な立場の人たちに相談することになるのですが、往々にして混乱したり堂々巡りの思考に入りこんだりします。
 そんなとき、自分の頭の中を整理するために、なるべくシンプルな原則で考えることにしてます。
 それは、『やるべき』、『やれる』、『やりたい』の3拍子が揃っているか?といったものです。
 現実には3拍子揃うことはそんなにはありません。残念ながら。
 しかし、悲観することはありません。『足りないものは何か?』は明確になってます。問題が絞られるので、どう手を打って行くべきかといった次のアクションも具体的にイメージできるようになります。
 下表は、大まかな『デシジョン場合分け表』です。

番号 やるべき事? やれる事? やりたい事? 選択肢は?  
1 文句無しにやる
2 × 1.やりたい人と組む 2.やりたくなるまで待つ 3.使命感でやる
3 × 1.足りない資源を調達するまで待つ 2.やりながら資源を調達する 3.やれる人と組む
4 × × 1.やれる人、やりたい人と組む 2.やらない
5 × 1.やらない 2.撤退ポイントを決めてやる 3.やるべき人と組む
6 × × やらない
7 × × 1.やらない 2.時機を待つ 3.やるべき人とやれる人と組む
8 × × × やらない

 拍子抜けするぐらい簡単でしょ。
 経験的には5番までぐらいが、なんとか土俵に乗るかな?という感じです。

 ということで、この表を使って年末年始に事業とか組織とか人事とか、ごちゃごちゃとした情報を整理してみようかなと思っております。