#48 田母神論文について

 以下のような経緯で考えた。

 そんな歴史の見方もあったのか。

 そりゃあ、そうだ。文民統制だし。で、あの論文の正しさについては?

 防衛大臣だけあって、歴史認識はちょっとバランス取れてる印象で、「制服組」の気持ちにも充分配慮している。議論も逃げていないで、正面からガップリやっている様子。

 歴史観と職務が関係あるのか?とか、現場の自衛官を混乱させないように、とかの意見あり。

 そうだよね。そんな感じかなという気がしないでもない。


 この踏ん切りの悪さは、『本当の歴史認識』を追求したこともないし、なんとなく戦争に負けちゃったからしょうがないぐらいの認識でしか共有されていないからだと思う。
 敗戦国にはそんなものはなくて戦勝国歴史認識があるだけと言ってしまったら身も蓋もないし、尤もでもあるのだが、もうそろそろ、日本国民も世界も納得する『歴史認識』が欲しい。
 それがあれば、憲法改正問題も、靖国参拝問題、米軍問題等も、議論は進む気がする。


 市ヶ谷で働くオジサンとしては、どこか『後ろめたい気持ち』で靖国神社に参拝しなくても済むようになる。