#46 シャノンの方程式
情報化時代のヒーローを再発見するなら、この人、クロード・シャノンになる。
クロード・シャノン(Claude Elwood Shannon, 1916年4月30日 - 2001年2月24日)はアメリカの電気工学者、数学者。情報理論の父と呼ばれ、デジタル回路設計の創始者、情報理論の考案(シャノンの方程式)、標本化定理の証明、 暗号理論、圧縮理論、シャノンのチェスプログラム等、今日のコンピュータ理論、通信理論の基礎を作り上げた人である。
インプレスR&D社のサイトでも、連載:インターネット・サイエンスの歴史人物館(2)クロード・シャノン で、『デジタル情報通信理論のパイオニア』としてその生涯を通じての業績が紹介されている。ちなみに、連載1回目はシャノンの恩師、バネバー・ブッシュである。
また、『美しくなければならない〜現代科学の方程式』(グレアム・ファーメロ編著)でも、科学の全領域(物理、科学、生物、天文等)にわたって代表的な11の方程式のひとつとして、シャノンの方程式が選ばれている。(この本は、それぞれの大方程式について、世界的に高名な科学者や科学史学者達が語るという豪華な科学エッセイ集である)
さて、前書きが長くなったが、シャノンの方程式とは、この二つである。
I=任意のメッセージに含まれる情報量 p=任意のメッセージの意外さの確率
C=伝送可能な情報量 W=帯域幅 S=シグナル N=ノイズ
対数の底が2であることに大きな意味がある。今日のデジタル情報通信時代の基礎になっている。アナログコンピュータや10進法のコンピュータもあった時代に、彼の工学的且つ数学的な才能とバネバー・ブッシュの助手経験が加わってこそ産まれた log2 だと思う。
あっ、もうこんな時間だ。とろーっと眠くなってきた。そろそろ寝なきゃ。 log2 の深ーイ意味については、ご存じな方も多いでしょうし、ピンと来た方も多いでしょうから、今回、割愛です。スイマセン。
今日、原理原則が大事だとあらためて痛感したことがあり、思い切り原理原則に戻ってみました。
log2 のフカーイ意味がいまいちピンとこなかった人は、上に揚げたサイトと本を是非お読みください。とてもわかりやすいです。
それでは、お休みなさい。
あっ、本は↓です。
- 作者: グレアム・ファーメロ,斉藤隆央
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2003/05/31
- メディア: 単行本
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