アーツ、シュルトの4連覇を阻止!

【 K-1 ワールドグランプリ 2008 】 
 37歳の「20世紀のチャンピオン」だったピーター・アーツが、現チャンピオンのセーム・シュルトを判定で破った。

 アーツは、1R開始と同時に猛然と攻撃をしかけ、前に前に出て行く。シュルトは間合いを詰められて得意の前蹴りが使えず左ジャブで応戦する。アーツの顔面に何発かはヒットするが、アーツはものともせずシュルツに向かい続ける。シュルトはたまらずクリンチに逃れる。3Rまでアーツは攻め続けた。

 判定の結果は、

 アーツ、気持ちの強さで勝利! 37歳の頑張りに同年齢の藤原紀香も涙ぐむ。僕もつい、、、。

 疲れたおじさんたちに、「もう一度、やれるかも。。」と、勇気を与えた一戦。

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 ヘビー級にも関わらず敏捷性があり、グリグリと攻め込んで行くスタイルとビッグ・マウスが魅力でもある新世代の星「バダ・ハリ」は、復活を賭けたチェ・ホンマンと戦った。好勝負となり判定に。ホンマンに1票のドロー、そして延長戦に。
 しかし、ホンマンが右わき腹を痛めタオルを投げた。懸命な選択だったと思う。

ところで、判定を待つバダ・ハリの顔がいい。いてもたってもいられない表情がいい。


左:1R、2R  右:3R、判定、延長戦


12月6日、横浜アリーナで行われる決勝トーナメントの組み合わせはもう決まっている。
準々決勝第1試合:ピーター・アーツvs.バダ・ハリ
準々決勝第2試合:エロール・ジマーマンvs.エヴェルトン・テイシェイラ
準々決勝第3試合:グーカン・サキvs.ルスラン・カラエフ
準々決勝第4試合:レミー・ボンヤスキーvs.ジェロム・レ・バンナ
楽しみだ。