【BOOKS】ドル亡き後の世界
今日、いよいよ1ドル86円台に突入した。どこまでドル安になるのだろう。
1ドル=10円と言い切る評論家がいる。以前にもご紹介した『副島隆彦』氏である。
最近の著書『ドル亡き後の世界』『あと5年で中国が世界を制覇する』で、そう書いている。
2010年末頃から中国が米国債を売り始める、米国の長期金利が跳ね上がり、一方、米国の不動産価格の下落が止まらず、2011年米国は恐慌に陥り1ドル=60円=2元を一旦の均衡点とし、2012年に底を迎える。長期的には1ドル=10円になると言っている。
ドル体制は崩壊し、コモディティバスケット方式の新通貨体制が出来て、新たな世界銀行がモンゴルあたりに設立されると提案(予測)している。
オバマ大統領の誕生、リーマンショック、ドル安、株安を言い当ててきた副島氏だけに迫力がある。(ちなみに日経平均は5000円を切ると予測している)
当然、日本も米国の影響を大きく受けるに違いない。
民主党の仕分け作業、経済戦略が出そろえば、新しい日本の形がもう少し見えてくるかも。
あまり、幸せな気分で読める本ではないが、こういう世界観で今を整理してみると納得がいくところが少なくない。
2010年の終わりから2011年が勝負時なのだ、それまでに力を蓄えておこう。そう思った。
- 作者: 副島隆彦
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 副島隆彦
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: 単行本
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