RX-7生誕30周年記念ミーティング、22CC Worksが開催

RX-7ロータリーエンジンが好きであれば誰でも参加できるインターネット上のコミュニテイ「22C Works」( http://www.22cworks.com/ )が、RX-7生誕30周年記念ミーティングを、マツダの協力を得て開催した。RX-7ロードスターの開発主査である貴島孝雄氏等をゲストとした、マツダミュージアムの見学ツアーを行った。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20080930_37821.html

 いやー、いいですね。RX-7をここまで愛して、いじって、乗り続けている人たちがいるんですね。わかります。この気持ち。実は、僕も初代ロードスター最終型を新車で買って以来11年、今だに保有しています。

 貴島主査のスポーツカー談義もいつもながらいいですね。

まずスタイリング。そして、いくらパワーがあっても、乗って楽しくない車はスポーツカーだとは思わない。加速感や旋回Gの高さ、滑ったときにコントロールしやすいこともスポーツカーにとって重要なファクター。サーキットでのラップタイムも速いが、峠などの一般道でもたのしめるセッティングもスポーツカーとして大切なこと。インフォメーションがキチっとあることは、危険予知にもつながる。
 ミステリアスな部分を持っていない自動車は、スポーツカーとしての魅力を持っていないと思う。ロータリーエンジンは特に、あんなに小さいのにパワーがある。それだけでもスポーツカー向きなエンジンだと考えている。スポーツカーは芸術品ではないので、飾っておくものではない。運転がたのしいという要素を持ち、日常の中に非日常的をもたらすようなイメージが必要なのだと思う。

 スポーツカーに若者が魅力を感じなくなった昨今について、ミーティングの発起人である22C Worksのつね氏は『今、車は家電製品のようになっていて、機能は充実はしても面白味のないものになっていってる気がします。たのしいと思えるものでない限り、若者は興味を持たないんじゃないかと思います。』と語っている。
 深く同意。メカトロ技術の発展は喜ばしいことなのだが、メカとしての面白さやいじりやすさが失われてきたなあと僕もずっと思ってた。『走る、止まる、曲がる』がきちっと自分で100%コントロールできる感覚を持てる車、そして若者が買える価格、そんな車がもっと出てくることを望む。やっぱり、ロータリーエンジンを積んだロードスターかなあ。