ジョージ・ソロスって非線形

9月15日、リーマンがチャプター11申請。米国発金融不安の大波がどどどーんと来た激動の1週間でした。いずれ、もう一波、二波来るとは思いますが、金融業界で働く人々、金融商品に投資している人々のみならず、景気に業績が左右される企業に勤めている人々(私も含め)にとっても踏ん張りどころです。
最大の危機は最大のチャンスとばかり果敢にリスクを取りに行っている人もいるようですし、知力・胆力のある人にとっては「見せ場」なのかも知れません。

ところで、投資の神様、ジョージ・ソロスの基本概念再帰性についてご存知か?

FC(W)=U
FM(U)=W
FC:認知の関数
W:世界の現実の姿
U:観察者の世界理解
FM:操作(行動)の関数

つまり、WがUを規定し、UがWを規定するという、所謂『循環参照』の関係である。

人間は世界を完全に理解することはできない。
人間は不完全な理解を元に行動する。
人間の思考と社会現象は互いに干渉しあう。

ということらしい。

うーん。考え込んで動けなくなるような『投資哲学』だ。
限られた時間の中で、時期を得た打ち手を打つには、結局、ソロスのような知識・経験に加え『直感』がいるということか?

互いに干渉しあう中で予想しがたい極端な現象が起きる。
これって『非線形』。

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