#18 オシムの「日本人よ!」
- 作者: イビチャオシム,Ivica Osim,長束恭行
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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サッカーとは、人生である。なぜなら、人生で起きることは、すべてサッカーで起きるからだ。しかも、サッカーではもっと早く、もっと凝縮して起きる。つまり、人間が一生涯で経験できるものすべてが、非常に短い時間の中で起こりうるのだ。一度の人生で起こりうる美しいこと、醜いこと、すべて詰め込まれたのがサッカーなのである。
こんなプロローグで始まるこの本を久しぶりに読み返した。
オシムは日本のサッカーを語っているが、同時に日本人を語り人生を語っている。チームづくりに関しては組織経営論を語っているようでもある。
サッカー好きの管理職や経営者の方には必読の書。
エピローグにはこんな言葉が、
この言葉だけは、絶対に忘れないで欲しい。“終わるまではすべてが起こりうる” 人生はだいたいそうだし、サッカーでは常にそうだ。