#18 オシムの「日本人よ!」

日本人よ!

日本人よ!

サッカーとは、人生である。なぜなら、人生で起きることは、すべてサッカーで起きるからだ。しかも、サッカーではもっと早く、もっと凝縮して起きる。つまり、人間が一生涯で経験できるものすべてが、非常に短い時間の中で起こりうるのだ。一度の人生で起こりうる美しいこと、醜いこと、すべて詰め込まれたのがサッカーなのである。

こんなプロローグで始まるこの本を久しぶりに読み返した。
オシムは日本のサッカーを語っているが、同時に日本人を語り人生を語っている。チームづくりに関しては組織経営論を語っているようでもある。

サッカー好きの管理職や経営者の方には必読の書。

エピローグにはこんな言葉が、

この言葉だけは、絶対に忘れないで欲しい。“終わるまではすべてが起こりうる” 人生はだいたいそうだし、サッカーでは常にそうだ。