退任あれこれ

政治の世界では相変わらずうんざりする茶番劇が繰り広げられている。こんな光景は政治の世界だけでなくビジネスの世界でもままあることではあるが、ビジネスの世界で一度こういった能力の限界を路程した茶番の末の退任劇を行うと、後々のキャリアは恵まれないことになるが、政治の世界では相変わらず議員を続け、元首相だの元大臣だのの肩書きでそれなりのポジションを維持することができる。かくして、魑魅魍魎が跋扈する世界が維持される。そして、テレビの政治ニュースを見ていると気分が悪くなってくる。

さて、一方、ビジネスの世界では、
DeNAの南場社長が退任し非常勤取締役につくそうだ。夫の看病に全力投球するとのこと。あまりの潔さに目が点になり、そして爽やかな気分になる。

南場社長とは一緒に仕事を半年ほどさせていただいたことがある。インターネットの勃興期の中期事業計画作成のコンサルタントとして南場さんが来て、経営企画部のカウンターパートが僕の役割だった。彼女は優秀で魅力的な方で大きな刺激を受けた。僕が後に通信コンサル会社や通信会社を立ち上げたキッカケにつながっていった。
また、南場社長の夫の方とも一緒に仕事をさせていただいた。僕の通信会社に投資した株主会社のキーマンの一人だった。仕事の進め方でどなりあったこともあったが、頭がきれて人情家の面のある人だった。

彼の病気が完治し、またお二人ともビジネスの現場に復活されることを願う。