1ヶ月ぶり

 1ヶ月ぶりにサッカーをした。 
 震災以来、毎週土曜日のナイター練習(小学校のグラウンド)が中止、試合も中止。いつも使わせてもらっている塩浜駅近くのグラウンドも液状化し、しばらくは使えないのではとの話もあったが、市川市が重機を入れキレイに整地してくれて、今日から使えることになった。グラウンドの隅には、吹き出した泥の山がいくつもあり、地震の痕が生々しく残っている。やや固くなってしまったグラウンドだが、ありがたい。

 この1ヶ月、なんのトレーニングもしていなかったので、大事をとっておそるおそるプレイした。久しぶりにボールに触ると、足につかないが楽しかった。チームも勝利した。月に1〜2回はこれからサッカーが出来る。

 土曜日のナイター練習は、計画停電が終了しても出来なさそうだ。公立小学校のナイターは当面の間、使えないとのこと。

 被災地の方々の生活を思うと、そして電力不足を考えるとナイター練習中止も当然で、まだ試合が出来るだけで充分に恵まれていると思う。

 首都圏は公共交通機関もほぼ通常運転になり、物不足も収まりつつあり、節電は続くものの計画停電は終了した。過剰な自粛モードも、序々に通常の生活に戻ろうとしている。通常の経済活動が震災支援になるとの意見も出てきていている。ただ、震災および原発により東北地方での生産活動ができないことによるサプライチェーンの喪失、節電による工場等のフル稼働ができないこと、外国人労働者の帰国が外資系企業や工場や飲食店等のフル稼働が出来ない などの問題は当分の間、解決できないとのニュースが多い。皆が必死に目の前の問題解決に取り組んでいるが、あまりに災害規模が大きくて、時間をかけざるをえないし、従来とは異なる形での復興や解決策を考えることも必要になっている。

 僕らが仕事や生活を通じて、東北の復興、日本の立ち直り、ひいては世界経済の安定に貢献できるか?
 新しい仕事、ライフスタイル、仕事観や人生観をつくることができるのか?
 日々、自らに問いかけながら、そして、世の中のモード変化にも気をくばりながら、リズムや歩調を合わせて行くことになる。